Navy Federalのデビットカードを作るには何が必要…?
結論から言うと、必要な物はたったの2つ!
- ミリタリーID
- ITINナンバー (個人用納税者番号)
必要なものだけを見ると簡単に見えるのですが、ITINナンバー…これが結構手間がかかりました。なので、この記事ではこちらの取得方法も詳しくご紹介していきます。
まずITINナンバーとは一体何なのかというと、日本語で「個人用納税者番号」という納税者を管理する番号です。
アメリカに住んでいれば、ソーシャルセキュリティーナンバーというマイナンバーのような個人番号を使用するのですが、日本にいる外国人の私達にはそれを取得する資格がありません。
そういった場合、このITINナンバーを申請することで付与してもらえます。詳しくは米国大使館のホームページに載っていますのでご確認ください。
ちなみに、今回私はNAVY Federalのカードを作る目的でITINナンバーを取得したのですが、タックスリターンの時にも必要な番号ですので旦那さんと一緒に確定申告をされる予定の方はその際にも使用する番号となります。
ITINナンバーの申請書類を用意する
さて、ITINナンバーは “IRS” International Revenue Service(アメリカ合衆国内国歳入庁)というところで管理されており、取得するにはアメリカ本土への郵送による申請手続きが必要です。
用意するものはコチラ…
- Form W-7
- パスポートの原本または公証付きのコピー ※1
- 軍人(旦那さん)のU.S.ミリタリーIDのコピー ※2
※1パスポートのコピーを使用する場合、郵便物の発送はFPO/APの住所からであること
※2身分証明書がコピーの場合、軍人のU.S.ミリタリーIDのコピーを同封すること
条件付けで書かれるとややこしいのですが、簡潔に言うと
1.Form W-7
2.公証付きのパスポートのコピー
3.夫のミリタリーIDのコピー
を基地内の郵便局から発送すれば文句なしということです。
ちなみにIRSが公開している、マニュアルからの提出物の抜粋部分がこちらです。
Form-7
ITINナンバーの申請用紙です。記入に関してはルールがいくつかあります。私が自分で記入した時にどうしたか、ルールも含めて記入例を載せますので参考にしてください。
もしかしたら私とは条件が違う方もいるかもしれませんので、必ずご自身でもIRSのマニュアル内の”Line Instruction”の内容を確認しながら記入してくださいね。
- ITINナンバーの申請は初めて
- ミリタリーのSpouse
- オフベース住み
- 身分証明はパスポート
これらの条件が一緒であれば同じように記入すれば問題ないと思います。
各欄の注意事項はそれぞれサンプル内に表記されていますが、全体を通しての記入ルールとして空欄を残さないこととあります。使用しない欄にはすべて”N/A“と記入するように指定がありますので、忘れないようにしましょう。
パスポートの原本または公証付きのコピー
パスポートの原本なんて…郵送ましてや国際郵便で送るなんて絶対嫌ですよね!
なので、私は迷わずコピーを提出することにしました。軍人のSpouseの場合、公証付きであればコピーでもOKとのことなので、在日米国大使館に行って公証を取得しました。
公証をもらうには事前予約が必要ですので、在日米国大使館のホームページで予約をしましょう。
当日、公証をもらうには$50かかります。またパスポートの原本も必要ですので、忘れずに持っていきましょう。
アメリカ市民サービスの窓口で対応しもらえます。
IRSに提出物を郵送する
提出物がそろったらIRSに郵送します。送り先は画像の黄色枠内の住所です。
私たちは基地内の郵便局から追跡番号付きの郵送方法で発送しました。
やっぱり大切な情報が入っていますし、確実に着くようにしたかったのでそうしました。
ITINナンバー取得までの期間
IRSの公式サイトでは、通常7週間で忙しい時期の申請または、国外からの申請の場合は9~11週間かかるとあります。
書類に不備があった場合はそのまま送り返されてきて、ITINナンバーを無事に取得できた場合は番号の通知が手紙で来ます。
もしこの期間内に返送やITINナンバーの通知がなかった場合は、下記の電話番号からオフィスに直接問い合わせることが出来ます。
…とのことでしたが、いくらっても通知が全然来ないー!笑
書類提出から70日経った辺りでステータスを確認しようと電話をしてみたら、もう1ヶ月近く前にナンバーが発行されて通知が郵送されてるはずとのこと。
でも何も受け取ってないし、日本への郵便にそんな時間かからんわ!と思って、まだ着いてないなんておかしいからどうなってるか追跡してくれというと、電話先の担当者が「あー追跡はここじゃ出来ないよ…」って。
え?追跡できない郵便方法で送ったの?紛失しちゃったの?とちょっとドキドキ、イライラしてしまいましたが、あと数週間待って来なかったらまた連絡してと言われたので、その時はしぶしぶ電話を切りました。
数週間後…やっぱり来ない!泣 前回の担当者、自信なさげな対応だったしやっぱりねと正直予想した通りでした。そこでめげずにもう一回電話すると、今回は違う人でした。ナンバー発行されてるらしいけど通知が来ないと伝えると、なんと電話口でITINナンバー伝えるからメモして!って。えー?!そんな適当でいいの?何週間も待ち続けたのは何のためだったのだろうと思いましたが、夫が渡米直前だったので、ちょうどいいやと思ってメモって終了。通知は再送の手配をしてくれたとのこと。
なんとまあ手間と時間のかかる手続きとなりました。皆さんが申請する時はすんなりと進むように願ってます。
NAVY Federalでジョイントアカウントの登録
ITINナンバーが取得できたら、やっとのことで銀行でジョイントアカウントを開設することができます。
必要なものは自分のミリタリーIDとITINナンバーのみです。
受付の人に要件を伝えロビーで待っていれば担当の方が迎えに来てくれます。いくつかの書類を記入して説明を受けて終了です。
口座の主名義となる夫が私をそこに追加する形なので、彼が記入することの方が多かったです。
ついでに自分のセービングアカウントも作ればと勧められたので、今のところは必要ありませんが今後のために作りました。
まとめ
結婚生活を始めてからのお金のやりくりは人それぞれかと思います。
共働きで完全にお金の管理を分けている方なんかもいるかもしれませんが、旦那さんの収入で生活費をカバーしている場合は、彼がUnderwayに行ってしまった時にわざわざキャッシュでお金を置いて行ってもらったり、送金してもらわなくて済むのでとても便利です。
また、口座残高や収入・支出をアプリで確認できるので、家計の管理もしやすくなり持ってて損はないです。ぜひ手続きをおすすめします!
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